
衛星放送というのは、放送衛星や通信衛星などを使った放送です。日本では、従来それぞれ使用する衛星によって、BS衛星放送(放送衛星)、CS衛星放送(通信衛星)と呼んでいました。
しかし、2002年に放送開始された東経110度CSデジタル放送が、アンテナや受信機をBSデジタル放送と共用できることから、統合化が図られ、現在は、制度上の分類は衛星基幹放送と衛星一般放送とされながらも、一般的には、従来どおりBS衛星放送、CS衛星放送といった呼び方をされています。
衛星放送は、赤道上空に設置してある中継器というものを経由して行われます。地球から送信された電波は、この中継器によって受信されると、異なる周波数へと変換され、その後、地球へ再び送信され、それを視聴者がパラボラアンテナやチューナーなどの受信機器、ケーブルテレビ局を通じて受信するというしくみです。
衛星放送の当初の目的は、離島や山間部などにあった難視聴地域へも電波を届けるというものでした。赤道上空だと、ほぼ地球の半分へ電波を送ることができるためです。しかし、衛星放送の目的は時代を追って変わり、現在では地上波ではやらないような専門性の高い番組を届けることになっています。
そして、2011年7月24日のアナログ放送の終了を境に、衛星放送も大きく様変わりしました。BSアナログ放送がこの日をもって終了、新たにBSデジタル放送としてスタートしたのです。デジタル放送への切り替えは、より多くのチャンネルの出現や、高品質の映像や音声、データ放送などを可能にしました。テレビの可能性を広げてくれたのです。しかし、そんな衛星放送にも弱点があります。天候に左右されやすい部分があり、また、混信の可能性を残している点です。
BSデジタル放送には、現在、NHKのBS1とBSプレミアム、BS日テレ、BS朝日、BS-TBS、BSジャパン、BSフジ、WOWOW、スター・チャンネルなどがあります。このうち、NHKとWOWOW、スター・チャンネルは有料です。
一方、CS放送には数多くの専門チャンネルがあります。そして、そのほとんどが有料ですが、一部無料放送もされています。
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