
BS放送は広範囲向け、CS放送は特定の受信者向けというのが、衛星放送でのBS・CS放送の区分でした。BS放送は、もともと放送衛星という放送用に開発された人工衛星を使用するため、広く日本のすみずみまで電波を行き届かせることが目的だったわけです。
これに対し、CS放送では通信衛星というたくさんのデータを送ることのできる人工衛星を使用するため、受信する側にも整った受信設備が必要で、通信の専門業者など一部の人しか利用できませんでした。
しかし現在は、BS放送とCS放送との間には、その活用のされ方に大きな違いはありません。BS放送が多くの視聴者を相手にするチャンネルを扱うのに対して、CS放送はチャンネル数を多くしてより専門的な番組を提供するチャンネルを揃えるというふうに、方向性を変えて利用されています。
それぞれの利点を活かし、しかもお互いの垣根を取り除いていくことで、よりサービスの充実が図られているといっていいでしょう。 また、BS放送と東経110度CS放送は、同じアンテナで受信することができ、最近では衛星放送を見ることのできるテレビのチューナーなども開発され、さらに利便性が追求されています。
衛星放送は、共同受信という形をとってケーブルテレビでも扱うことができますが、BS放送については、そのまま再送信という形で行われます。CS放送の場合は、自主放送でき、一部の番組やCMの差し替えや送信の中止、複数のチャンネルを組み合わせた放送ができる点が大きく異なっています。
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